知っておきたい役に立つお話
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- 医療訴訟までの道のり ②受任→調査 医療問題
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相談者からの依頼を受けることになれば、まず協力してくれる医師(現在の主治医であったり、協力機関に紹介してもらったりします)を探します。
同時に関連する分野の書籍を医大付属図書館で読みあさります。協力してくれる医師に話しを聞くにあたっても医学的な知識がなければ、質問すら十分にできません。
準備ができれば、まず、カルテ等の証拠を改ざんされないために証拠保全を行います(例外的に任意の手続でカルテ等を手に入れる場合もあります)。
カルテ等と依頼者からの事情聴取を照らし合わせて、事実関係を確認して、どこに問題があるのか検討します。
ある程度の見通しを立てて、次に協力してくれる医師に話を聞きに行きます。
協力してくれる医師の話を聞き、医療過誤であるといえるか、立証することはできそうか、裏付けとなる文献はあるか等について検討します。医療過誤であるといえそうであれば、必要に応じて医師に意見書を書いてもらうなどして裁判に向けて準備をします。
この時点で、依頼者と次のステップに進むかどうかについて、見込みもふまえてじっくりと話し合って決めます。