知っておきたい役に立つお話
- 医療訴訟までの道のり ①法律相談医療問題
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私は、司法修習生時代に大阪地方裁判所の医療集中部に3ヶ月間配属された際、医療裁判を目の当たりにしました。
修習生という立場で様々な医療裁判を傍聴しましたが、聞き慣れない医療用語が飛び交い、正直、理解しづらかったのを覚えています。
弁護士になって医療過誤事件に何度か携わりましたが、医療裁判に費やす労力は、医学という専門分野を探求せねばならない点において、他の事件と一線を画するものがあります。医療の現場では、医師が適切な治療行為を行ったとしても、患者の傷病が改善されずに悪化してしまうということはよくあることです。
しかし、治療過程で医師に過失があり、これによって患者が重大な被害を被った場合、患者は“被害者”として救済を求める権利を持ちます。
その第一歩として弁護士への法律相談があるのです。医療過誤に関する相談として、次のような相談を受けます。
1、医師のとった処置が正しいのか真相を明らかにして欲しい
2、医師から十分な説明を受けられなかった、態度が不誠実である
3、明らかにミスと思われる医療行為が行われた
4、発生した被害が大きい、患者の望む治療を行ってくれなかった
等々です。初回の法律相談では、相談者の話を聞いて事実経過を聞き取ります。また、この時、相談者の気持ちや考え方も時間の許す限り聞くようにしています。
一通りの話を聞き終えると、通常の事件と同じように何が問題となるのかを相談者に説明し、調査が必要な事項は調査した上で回答することを説明します。
同時に、医療事件の負担の大きさ(通常の事件に比べて時間がかかることが多く、事前の調査が必要であり、費用も高くなります)について説明します。
希望があれば、見積書を作成して検討して頂いております。
当事務所の医療事件の弁護士費用の概算額は、
①法律相談料(30分) 5000円
②調査、証拠保全まで 20万円から
③交渉、訴訟 着手金 30万円から
成功報酬 獲得した金額の20%
④その他に実費(医師への謝礼、交通費、印紙代等)が必要になります控訴、上告についてはそれぞれ若干の追加費用が必要になります
医療事件の負担の大きさをご理解頂いた上で、ご依頼頂けるのであれば、全力で取り組みます。